僕は双子の兄ヘンデル。私は双子の妹グレーテル。二人合わせてヘンデルとグレーテル!そのままじゃないかという突っ込みは無しでヨロシクね☆
僕たちは今日、サンタさんにお手紙を書いたんだ。
僕のお手紙はね、
「サンタさん、サンタさん、僕は国がひとつ欲しいです。出来れば、気候が良い日本が欲しいです。難しかったら、イタリアかスペインが良いです。」
うふふっ!叶うと良いなぁ。さ、ベッドに入って寝よう。
私のお手紙はね、
「サンタさん、サンタさん、私はお腹一杯になるほどのお菓子のお家が欲しいわ。中国やアメリカ、イギリス製のお菓子は勘弁して欲しいわ。出来れば、日本かフランスかドイツ製が良いわ。」
うふふっ。楽しみだわ。さ、ベッドに入って寝よ。
シャンシャンシャン
ん?鈴の音?サンタさんが来たのかな?起きてびっくりさせちゃいけないから、寝たふりしておこう。
「なんじゃこりゃぁー!どないなってますの?!この子らの頭。」
「なんなんですの。サンタ?」
「トナカイ、これを見なはれ。」
「どれどれ…」
トナカイが二足歩行で立って手紙を読み始めた!僕は思わず、何でやねん、って突っ込みたかった。
「これ、酷いたのみごとね。どうするの?」
「ふむ。ヘンデルは国やろ…あ、これはどないやろ。シーランドの爵位。国は流石にあげられへんけど、爵位なら2万ユーロで買えるさかい。これでええやろ。一応、伯爵にしといたるわ。」
「シーランドって国じゃないような…まぁ、いいですわね。こっちのお嬢ちゃんはどうするの?」
「お菓子の家なんて、腐るわ。その前に賞味期限切れるし。切れへんのやったら中国製しかあらへんよ。」
「切れないというか、すでに切れて何年も経っているものすら売ってますけどね。」
「しかもわがままなことに、中国とアメリカとイギリスが嫌なんて…まぁ、わからなくもないけどなぁ。」
「で、どうしますの?」
「ほな、家型のクッキーでえかろう。ええと…イタリア製かぁ…まぁ、えかろう。」
そう言って、サンタとトナカイはプレゼントを置いて返っていった。僕はシーランドの爵位なんてどうでもよかったので、グレーテルのクッキーとこっそり入れ替えたんだ。
次の日。グレーテルは昨晩僕と同じで寝たふりをしていたらしい。プレゼントを換えたのも知っていて、グレーテルの昇龍拳とカメハメ波をくらいボッコボコにされた。
この話はフィクションです♪ ネタが微妙なんて言わないでね。じゃないと、グレーテルトルネードパンチをお見舞いしちゃうぞ♪
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