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ようやく?12月末に買った京極夏彦の「狂骨の夢」を読み終わりました。今回は意外と早い読み終わりです。前回の「魍魎の匣」よりかは、早かったと思います。今回一ヶ月も経っていませんからねえ。しかし、重い。行きや帰りの新幹線の中で読んでいたのですが、途中で腕が痛くなって読むの断念したくらいですから。次の「鉄鼠の檻」はもっと恐ろしいですね。
今回の「狂骨の夢」。主人公の関君(京極堂)が出るまでに260ページかかっています。普通の小説なら話しの終盤に差し掛かろうとしているページですよ。さすが、京極堂シリーズ☆その辺の小説とは違いますね。そういえば、京極堂シリーズの主人公は誰なんですか?私は関君だと思っていたりするわけなんですが、でも、「京極堂シリーズ」というくらいなんですから京極堂が主人公の方がしっくり来るわけで…うーんどっちなんでしょう?どっちも?ちなみに、私は榎さんがたぶん一番好きです。なんていうか、場の雰囲気を壊すところとか?がね。いいんですよ。1人だけテンション高いとか。
で、内容の方なんですが、ちょっと気持ち悪かったですね。食事中に読むもんじゃないとは思いました。(読んでたんかい)でも、別々の事件が1つになっていくところはホント凄いと思いました。いやー、あの内容を集約させて1つの話にするところがすごいですよ。途中で感心してしまいました。これは、読んでみてもらったら分かると思います。まあ、読み終わるまでにすごい時間がかかるのですが…(笑)でも、すごい知識量がないとこんなの書けないと思いました。そもそも、参考文献を一杯載せている小説ってありますか?普通そう無いですよね。そういう意味でも、京極堂シリーズはすごいですよね。
そういえば、「魍魎の匣」映画化だそうです。すごくグロクなりそうだな…榎さんは、阿部寛ですが、私のイメージだとミッチーなんですよね。あの、「自分も神だ」とか自分中心に考えていて、顔が人形のようときたら、どうも私の中では阿部寛よりミッチーのほうが合う様な気がするのですが、気のせいでしょうか?まあ、なんにしろ「魍魎の匣」楽しみです。さーて、次は「鉄鼠の檻」だ。頑張って買って頑張って読もう…
文庫版 狂骨の夢 価格:¥ 1,020(税込) 発売日:2000-09 |