まだまだ絶賛落ち込み中の紫鈴です。ここ最近では、風呂で涙を流すのが日常になってきて本気でやばいと思ってます。オフの方はもしよろしければ、来週あたり、カラオケでも行きたいなと思っておりますので、開けていてくださらると助かります。ここで言うなって?まあ、そうなんですけどね。
で、タイトルの方。私は、もともと本があまり好きではありませんでした。私の母親が本が好きらしく、特にシャーロックホームズが好きだと小さいころから聞かされてました。所詮子供は、親が面白いから読んでみろと言われて読んでも、総じてその本を面白いと感じることはあまりないもので、私も例に漏れず、全く本に興味を示しませんでした。ちょこちょとは読んでましたが時間がかかっていたので、途中で終わることが多かったです。
ただし、幼稚園のころから絵を描くのが好きだったので、漫画には少なからず興味は持っていました。ただ、あまりうちの親は漫画をよく思っていなかったのか、最初に家に置いた漫画は、友人から誕生日プレゼントの漫画でした。その漫画は、「ようこそ微笑み寮へ」。なかよしをたまたま買ってもらったときに、気に入った漫画を、友人に言ったのが最初でした。もちろん今でもとっています。それが小4の時でしたかね。そっから、ちょこちょこと漫画を見るようになったのは。ただ、小説は相変わらず嫌いでした。字を読むのがめんどくさかったんですorz
そんな中、今でも小学校で図書の時間があるのかどうか分かりませんが、その図書の時間で運命的な出会いをしました。何かを借りなければならないので、岩波少年文庫の方から興味が出てきそうな本を探してたときに見つけた本です。一応、借りた以上は読まなければという、使命感にとらわれ、読み始めたのですが、その本があまりにも面白かった。たぶん、私の好奇心をくすぐる物が詰まっていたんだと思います。すごくはまり、読み終わってから3度ほど借りて、読み直しました。そこから本を読むのが好きになり、今では、京極堂シリーズの分厚い本だって、十二国記の難しい漢字の羅列が並んでいたって、楽しく読めるようになりました。
で、大学生になり、あの本をもう一度読みたいと思い、出来れば手元に置いておきたいなと思っていて、本屋を探しましたが、どこ行ってもなかったです。ネットで検索すると、絶版の文字。その本を探すのをあきらめました。
すると、先月、朝日新聞の本の欄の所になんとその本が紹介されてるのを目にしました!私はあまりにうれしくて、再版をしたのかどうかネットで検索をかけると、ちゃんと再版されていました!アマゾンで注文すると送料がかかるので、近くの本屋さんでさがすことにしました。そして今日、その本屋さんに行ったらありました!!すぐさま手に取り買いました。
その本というのが…
「黒ねこの王子カーボネル」
です。前置き長かったですね(笑)この本、今日読み直したんですが、やっぱり面白かった!あの上から目線のカーボネルの台詞や、ちょっとやんちゃなジョン(ランスロット)、そして何よりも心優しい主人公のロージー、全てが懐かしく、そして一生懸命な子供たちの様子がとてもほほえましい話です。最後の方は、カーボネルの痛々しい姿を見なければなりませんが、とても良い終わり方で、満足できます。ファンタジーが好きな方にはおすすめします。そして、私同様、黒猫がきっと好きになるはずです。児童書やファンタジーに飢えてる方、ぜひ読んでみてください。下にアマゾンへのリンクを張っておきます。
「黒ねこの王子カーボネル」
そういえば、この本を買うときに、十二国記の短編がyomyomに載っていて、立ち読みをしました。約90ページあるのですが、50ページ目ぐらいで立ち読みに疲れてしまいました。柳国の話で、結構考えさせられます。この話を読むと、色々調べるのに時間がかかって遅くなったんだろうなと思ってしまいます。でもまあ、私個人的には、戴が気になって気になってしょうがないんです。いつ続きを出してくれるのでしょうか、小野先生。待ってますよ。
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